十角館の殺人のドラマはどこで見れる？地上波放送や無料配信を調査

「あの衝撃のラストがついに映像化された」と話題のドラマ『十角館の殺人』ですが、気になっているけれどまだ見ていないという方も多いのではないでしょうか。

特に2025年の年末には地上波での放送も決定し、NetflixやAmazonプライムビデオなどのサブスクでも見れるのか、それともHuluだけなのか、配信状況が少しややこしくなっています。

キャストの評判やあらすじ、そして続編の噂も含めて、今から追いかけるにはどうすれば一番お得に楽しめるのかを整理してみました。

私自身もミステリーが大好きで、この作品の視聴環境についてはかなり詳しく調べましたので、その情報を余すところなくシェアしますね。

Huluで視聴する

※クリックするとHulu公式サイトに飛びます

十角館の殺人のドラマはどこで見れる？2025年最新情報

結論から言うと、このドラマを「いつでも」「全話一気に」見たいならHulu一択ですが、タイミングが合えば地上波や無料配信でも視聴可能です。2025年現在は視聴方法がいくつか分かれていますので、それぞれの特徴やコストについて詳しく解説していきますね。

Huluの料金改定と独占配信でイッキ見する方法

まず一番確実な方法ですが、ドラマ『十角館の殺人』はHuluのオリジナル作品として製作されているため、基本的にはHuluでの独占配信となっています。

AmazonプライムビデオやNetflix、U-NEXTといった他の主要な動画配信サービスでは、今のところ見放題のラインナップには入っていません。

なぜHuluが「本籍地」なのか？

この作品は、日本テレビとHJホールディングス（Huluの運営会社）がタッグを組んで製作したいわゆる「Huluオリジナル」のコンテンツです。

そのため、他のプラットフォームにレンタルなどで卸される可能性はゼロではありませんが、「見放題」で楽しめるのはHuluだけという状況が続いています。

ミステリードラマ、特に綾辻行人先生の「館シリーズ」のような本格ミステリーにおいては、「イッキ見」できる環境かどうかが満足度を大きく左右します。

1話ずつ待っていると、前の話の細かい伏線を忘れてしまったり、推理の熱が冷めてしまったりすることがありますよね。Huluであれば全5話がすでに配信されているので、休日にまとめて視聴して、あの衝撃の結末までノンストップで駆け抜けることが可能です。

私も実際に配信開始日に有給を取って朝から見ましたが、没入感が半端じゃなかったです。

2025年5月の料金改定と賢い加入方法

これからHuluへの加入を検討している方にとって、少し気になるのが料金体系の変化かもしれません。実はHuluは、2025年5月1日に大規模な料金改定とプランの再編を行っています。

以前は月額1,026円（税込）の単体プランが主流でしたが、現在はDisney+（ディズニープラス）とセットになったプランが非常にお得になり、そちらへの移行が進んでいます。

改定により、以下のセットプランが標準的な選択肢となりました。

※従来のHulu単体プランも存在しますが、数百円の差でディズニー、ピクサー、マーベル、スター・ウォーズ作品が見放題になるため、セットプランを選ぶユーザーが急増しています。（出典：HJホールディングス『Hulu | Disney+ セットプラン ご利用料金改定のお知らせ』）

「ドラマを見るためだけに月額約1,700円は高いかな…」と感じる方もいるかもしれません。

しかし、後述するように2026年には続編となる『時計館の殺人』の配信も控えていますし、Huluは『名探偵コナン』や『金田一少年の事件簿』などのミステリー作品のラインナップが異常に充実しています。

ミステリー好きであれば、元を取るどころか、時間が足りなくなるくらい楽しめるはずです。

Huluで視聴する

※クリックするとHulu公式サイトに飛びます

地上波放送日はいつ？2025年末のスケジュール

「有料サブスクに登録するのはハードルが高い」「まずは無料で雰囲気を知りたい」という方に朗報なのが、2025年末に決定した地上波放送です。ついにテレビの大画面で見れる日が来ました！これはファンにとっても新規の方にとっても大きなイベントです。

放送局と詳細な日時

放送局は日本テレビで、年末年始の深夜枠を使った特別編成となっています。放送スケジュールは以下の通り確定していますが、かなり変則的なので注意が必要です。

ご覧の通り、12月30日の深夜に第1話から第3話までを一気に放送し、年が明けた1月3日の深夜に第4話と最終話を放送するという、短期集中型のスケジュールです。

年末年始は特番が多くて録画予約が重複しやすい時期ですので、今のうちにレコーダーの優先順位を確認しておいた方が良さそうです。

CMやカットの有無について

地上波放送の場合、放送枠の都合でシーンがカットされたり、CMが入ったりすることがあります。『十角館の殺人』のような本格ミステリーでは、数秒のカットが命取りになる（重要なヒントが消えてしまう）こともあり得ます。

今回の放送枠は比較的ゆったり取られていますが、完全なノーカット版をCMなしの没入感で楽しみたい場合は、やはり配信での視聴に分があります。

TVerでの無料見逃し配信期間と再放送の注意点

「関東に住んでいない」「深夜すぎてリアルタイムで見れない」という方の救世主となるのが、民放公式テレビ配信サービスTVer（ティーバー）です。今回の地上波放送と連動して、TVerおよび日テレTADAでも見逃し配信が実施されることが決定しています。

TVerの最大のメリット

TVerの最大のメリットは、何と言っても会員登録不要で、完全に無料で見れることです。アプリをダウンロードするだけですぐに視聴開始できる手軽さは魅力的ですよね。

TVerのデメリット

デメリットとしては、やはり広告（CM）が入ることです。物語の緊張感が高まったいいところでCMに入ると、どうしても現実に引き戻されてしまいます。

また、Wi-Fi環境がない場所での視聴だと通信量を食いますし、ダウンロードしてオフライン再生することもできません。このあたりは「無料だから仕方ない」と割り切れるかどうかがポイントになりそうです。

ちなみに、TVerでは『ミステリと言う勿れ』や『古畑任三郎』といった他の人気ミステリードラマも期間限定で無料配信されていることがあります。

Blu-ray発売日やレンタル開始日と特典情報

「配信じゃなくて手元に残したい」「インターネット環境に左右されずに高画質で見たい」というコアなファンやコレクター派の方には、物理メディア（円盤）という選択肢もあります。

Blu-rayの仕様と価格

2025年10月3日に、待望のBlu-rayが発売されました。DVDの発売はなく、Blu-rayのみの展開となっている点に、映像美へのこだわりを感じます。

十角館の殺人　【初回生産限定】 [Blu-ray]

created by Rinker

TCエンタテインメント

• Amazon
• 楽天市場
• Yahooショッピング
• メルカリ

価格は約2万円と決して安くはありませんが、初回生産限定版には豪華な特典が付いています。特に注目なのが「メイキング映像」です。

後ほど詳しく触れますが、このドラマは「映像化不可能」と言われたトリックを成立させるために、撮影現場でも並々ならぬ工夫が凝らされています。その裏側を見ることができるのは、購入者だけの特権と言えるでしょう。

レンタル店での取り扱いは？

TSUTAYAやゲオなどのレンタルショップでの取り扱いについてですが、2025年11月時点では、大規模なDVD/Blu-rayレンタルの展開情報は確認できていません。

最近は配信主流の流れもあり、特に配信プラットフォーム主導の作品（Huluオリジナルなど）は、物理レンタルを行わないケースも増えています。

「レンタルが始まったら見よう」と思っていると、いつまで経っても見られない…という可能性もあるため、やはり配信サービスを利用するのが現状では最も現実的な選択肢と言えそうです。

十角館の殺人ドラマがどこで見れるか知った後の注目点

視聴環境が整理できたところで、ここからは作品の中身について深掘りしていきましょう。「なぜこのドラマを見るべきなのか」「何がそんなに凄いのか」というポイントを知っておくと、視聴時の楽しみが何倍にも膨らみます。

ネタバレ厳禁のあらすじと衝撃の結末への期待

この作品の最大の魅力は、ミステリー界で長年語り継がれてきた「映像化不可能」と言われたトリックにあります。ネタバレは絶対にしませんが、どのような物語構造なのか、その「さわり」だけご紹介します。

物語の舞台：角島と本土の二重構造

物語は1986年を舞台に、二つの場所で同時に進行します。

孤島での「連続殺人」と、本土での「推理劇」。この二つの物語が交互に描かれる（カットバックする）ことで、緊張感が高まっていきます。そして、全ての謎が一点に収束する最終話。

「あの一瞬」を見逃すな

原作小説では「たった1行」で世界が反転する衝撃が描かれましたが、ドラマ版ではそれが「たった1カット」の映像で見事に表現されています。この演出こそが、映像化不可能への回答であり、多くの視聴者が「騙された！」「鳥肌が立った」と絶賛するポイントです。

ネタバレサイトやSNSの感想を見る前に、どうかご自身の目で、真っさらな状態でその瞬間を目撃してください。

キャスト相関図とミステリ研メンバーの配役詳細

原作ファンとして気になっていたのが、「誰がどの役をやるの？」というキャスティングでした。特にミステリ研究会のメンバーは、お互いを有名な海外推理作家のニックネームで呼び合っており、そのキャラクター性が非常に重要だからです。

本土の探偵コンビ（バディ）

物語の軸となり、視聴者の目線に近い存在である本土の二人組は、実力派俳優が演じています。

• 江南 孝明（かわみなみ たかあき）役：奥 智哉
  元ミステリ研メンバーで、少し気弱だが正義感の強い青年。死んだはずの中村青司から手紙を受け取り、事件に巻き込まれていきます。奥さんの繊細な演技が、恐怖と好奇心の間で揺れる江南を見事に体現しています。
• 島田 潔（しまだ きよし）役：青木 崇高
  江南と行動を共にする、飄々とした風来坊のような男。寺の三男坊でありながら、鋭い推理力を持つ原作屈指の人気キャラクターです。青木さんの持つ独特の存在感と軽妙な語り口は、まさに「島田潔」そのもの！二人のバディ感は見ていて本当に楽しく、重苦しい事件の中での清涼剤となっています。

角島のミステリ研究会メンバー

一方、孤島で恐怖に直面するメンバーたちは、注目の若手俳優たちが演じています。誰が誰なのか、整理しておきましょう。

さらに、物語の鍵を握る重要人物として、仲村トオルさんも出演されています。役名は伏せられていますが、その圧倒的な存在感が物語に深みを与えています。長濱ねるさんも出演されており、どの場面で登場するのかを探すのも楽しみの一つですね。

評価や感想から紐解く映像化不可能への挑戦

放送開始前は、原作ファンから「本当に映像化できるの？」「トリックがバレバレになるのでは？」と不安視する声も少なからずありました。しかし、蓋を開けてみれば、Filmarksなどのレビューサイトでも高評価を獲得しています。

「騙された」という快感

SNSやレビューサイトを見ると、「原作未読だけど、まんまと騙された！」「最終話で声が出た」といった感想が溢れています。これは、脚本と演出が、視聴者の心理を巧みに誘導することに成功している証拠です。

また、原作既読組からも「知っているのにドキドキした」「あのトリックをこう見せるとは！」と、演出の妙を称賛する声が多く上がっています。

監督・内片輝氏の手腕

監督を務めたのは、『相棒』シリーズや『石の繭』などの本格ミステリー作品で知られる内片輝（うちかた あきら）氏です。ご自身も熱烈なミステリーファンであり、原作者の綾辻行人先生との対話を重ねながら制作を進めたそうです。

「ミステリーのルール」を熟知している監督だからこそ、フェアでありながら驚きのある映像体験を作り出すことができたのでしょう。

ロケ地となった大分県の角島と撮影場所の秘密

ドラマの没入感を高めているもう一つの要素が、そのロケーションです。舞台となる「角島（つのじま）」は架空の島ですが、その荒涼とした雰囲気はどこで撮影されたのでしょうか。

大分県「高島」での過酷なロケ

リサーチによると、ロケ地として選ばれたのは大分県大分市の関崎沖にある無人島「高島（たかしま）」だと言われています。断崖絶壁に囲まれたこの島は、まさに人を寄せ付けない孤島のイメージそのもの。

キャストやスタッフは船で島に渡り、過酷な環境の中で撮影を行ったそうです。

「十角館」は実在した！？

そして驚くべきことに、劇中に登場するあの奇妙な形をした「十角館」。あれはCGではなく、実際にセットとして建築されたものなんです！「十角形のホール」や「カップまで十角形」という細部のこだわりも含め、美術スタッフの執念が感じられます。

この「本物の質感」があるからこそ、そこで起きる悲劇がリアリティを持って迫ってくるんですね。

続編ドラマ時計館の殺人もHuluで配信決定

そして、これから『十角館』を見ようとしている方にとって、最大のモチベーションとなるニュースがあります。なんと、Huluオリジナルドラマ第2弾として、シリーズ続編である『時計館の殺人』の配信が決定しているのです！

原作の『時計館の殺人』は、日本推理作家協会賞を受賞した作品であり、「館シリーズ」の中でも最高傑作との呼び声高い名作です。108個の時計がコレクションされた館で起きる、時間と密室を巡る壮大なトリック…。

重要なのは、ドラマ版『十角館』でコンビを組んだ奥智哉さんと青木崇高さんがそのまま続投し、スタッフも再集結するということです。

まり、ドラマ版も単発作品ではなく、MCU（マーベル・シネマティック・ユニバース）のような「館ユニバース」として構築されようとしているのです。

今『十角館』を見ておけば、2026年2月に始まる『時計館』の祭りにリアルタイムで参加できます。この波に乗り遅れるのはもったいないですよ！

まとめ：十角館の殺人ドラマはどこで見れるのがお得か

長くなってしまいましたが、最後に「結局どこで見るのがあなたに合っているか」をまとめておきます。

『十角館の殺人』は、見終わった後に必ず誰かと語りたくなる、そんなエネルギーを持った作品です。

「あのシーン、気づいた？」「あそこが伏線だったのか！」と盛り上がれること間違いなしです。ぜひ、あなたに合った方法で、あの衝撃の結末を目撃してくださいね！

Huluで視聴する

※クリックするとHulu公式サイトに飛びます